治療が必要

うつ病は脳の病気である

頭を抱える男性

うつ病は気持ちの問題という人がいまだに多く存在しているが経験者の立場から伝えておきたいと思います。うつ病は「死にたい」といった感情や何も興味が湧かないといった状態が継続する脳の病気です。うつ病という病名がついている以上治療が必要であり気持ちでどうにかなるものではありません。 治療は薬物を最初に使用しますが薬物は気持ちを安定させる効果があります。今では眠気等の副作用も少なく安心して服用できる意味のある治療法です。治療に薬物を用いるのは、うつ病が病気であるという事が精神治療の中で一般的だからだと思います。 薬を使用して気持ちを安定させる事で「死にたい」などの感情が落ち着き自分の状態を冷静に見れるようになるのです。薬に否定的な人もいますが自殺を考えるほど追いつめられている人はその感情を抑えるためにも特に服用する事が大切です。

薬と合わせて精神療法

状態が安定したら次に自らの生活や心の状態を振り返り、これからの人生ときちんと向き合っていくためマイナスな感情を和らげていく必要があります。自分に否定的な感情に支配されてしまった心を自分の存在を承認するプラスの感情に転換していかなければなりません。 医師やカウンセラー、精神保健福祉士といった支援スタッフの力を借りながら「自分はこれからどう生きたいのか」「自分の良さは何か」などこれからの人生を心地よく過ごすために必要な事をカウンセリングを通じて見つけていく事が大切となります。 カウンセリングは支援者からアドバイスをもらってその通りに動くのではありません。支援者との対話の中で自身を支配していた感情に気づき、「これからは物事の捉え方を変えてみよう」と新しい心の持ち方を自ら発見していくものです。支援者は患者自身が見つけられるように支援してくれるのです。